こんばんは、ませです。
糸とは心を現す表現によく使われますよね。
今日もちらちら頁をめくっていたらそんな言葉を目にしました。
呻吟語より引用
~ 散漫と緩みは禁物 ~
心が散漫にさえなりさえしなければ、過ちを犯すことはない。
心にゆるみさえ生じなければ、物忘れをすることはない。
(存心)
他に、『琴線に触れる』という言葉もあります。
これも心に例えたものですよね。
他にも、楽器の弦をピンとしっかり張っていれば繊細な音色を奏でます。
弓の弦やピアノ線も同じように背筋を伸ばすようにピンと張っておれば本来の持つべき能力を完全に発揮することができます。
ですが、ひとたび緩んでしまえば、音を奏でるどころか、他の糸を邪魔しもつれてしまいます。
それは人の心、人間関係にも言えることなのかなとふと思いました。
常に、糸をピンとはったような適度な緊張感を持って取り組むことができれば、まさに切磋琢磨できる環境と言えるのではないでしょうか。
緩んだ環境下で切磋琢磨することは難しい。むしろ、人の足をその緩んだ糸で絡めてしまわないでしょうか。
組織の環境にはキツすぎると切れてしまう、緩すぎると絡めてしまう
綺麗な音を奏でる程度の糸の張りのような適度な緊張感が必要な気がしますね。
おしまい。
↧
『 糸 』
↧